※この記事は2024年9月4日に更新しています。
こんにちは。たけのこです。
- IT企業でエンジニアとして活躍している方
- これからIT企業に入ってバリバリ働こうと考えている方
- 業種は違うけど少しでもITに関する知識をつけたい方
このような人たちの中には「IoTシステム技術検定」を受験したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、
「IoTシステム技術検定ってどんな試験?」
「勉強方法や合格率は?」
といった疑問を解決していけたらと思います。
ではいきましょう。
IoTシステム技術検定とは?
近年、IoTシステムは急速に進化し、多くの産業や日常生活において重要な役割を果たすようになってきています。
IoTというのは簡単に言うと、モノをインターネットに接続することで、データの収集や交換などを行う技術のことです。
身近なところだと、アレクサやAmazon Echo、AirTagなどが有名ですね。
最近ではメガネをかけるだけで、脈拍や血流、緊張状態を計測できるようになっています
このようなIoTのシステムに関する知識やスキルを評価することができるのが「IoTシステム技術検定」です。
試験には、基礎・中級・上級の3段階のレベルがありますが、今回は僕が受験した基礎について詳しく見ていきましょう!
IoTシステム技術検定基礎
IoTシステム技術検定基礎の試験概要をご紹介します。
検定の目的
検定の目的は以下の3つです。
- IoTに関する基礎用語の理解
- IoTシステムの構築
- 各構成要素の概要の理解
受験料
一般:11,000円(税込)
学生受験は割引され、8,800円で受験することができます。
試験時間・問題数
60分・60問(4者択一)
1問当たり1分で解答しなくてはならないため、スピードが求められます。
しかし、4者択一ですので最悪、勘で解答しましょう。
IoTシステム技術検定基礎の過去問はある?
残念ながら、過去問は公開されていません
が、公式サイトが公開しているサンプル問題はあります。
IoTシステム技術検定基礎の勉強法
サンプル問題だけじゃ不安だなあ・・・
という方が多いと思います。
そのような方のために実際に受験した僕が、勉強法などを詳しくまとめたいと思います。
受験前の知識レベル
理系大学卒ですが化学専攻でしたので、IoTに関する知識はほぼゼロでした。
そのため、IoTってなに?プロトコルってなに?という状態からのスタートです。
使用した参考書
使用した参考書は1冊のみです。
IoT技術テキスト 基礎編 改訂3版 MCPC IoTシステム技術検定[基礎]対応
図が多く、直感的にわかるようになっています。
たまに難しい言葉などが出てきますので、その際はネット検索やChatGPTなどで対応していました。
IoT技術テキスト 基礎編 改訂3版 MCPC IoTシステム技術検定[基礎]対応 [ MCPCモバイルコンピューティング推進コンソーシアム ] 価格:2750円 |
出題範囲
公式サイトに記載されている試験範囲は以下の通りです。
- システム構成と構築技術
- IoTシステムアーキテクチャ、IoTサービスプラットフォーム
- センサ/アクチュエータ技術と通信方式
- IoTデバイス、ネットワーク、LPWA、プロトコル
- IoTデータ活用技術
- ビッグデータ分析、活用事例
- IoT情報セキュリティ対策技術
- 脅威と脆弱性、セキュリティ対策技術、情報セキュリティの標準と法制度
- IoTシステムのプロトタイピング技術
- プロトタイピング活用
試験の特徴
1.テキストの内容が幅広く出題される
そこまで重要ではないと思っていた部分やテキストの小さい注意書きのようなところからも出題されました。
「ここテキストで見たような気がするけどなんだっけ???」
みたいなことが多発しました。
特に不意をつかれた分野が「ロボット」でした。
それほど重要じゃないだろうと読み飛ばしていたため、全く対策をしておらず、産業用ロボットの種類を問われた際には少し焦りました。
そのため、テキストの内容は幅広く把握しておくことが重要かと思います。
以下は試験範囲において、読み飛ばさずに丁寧に対策した方が良いと感じた内容です。
第2章「IoTのエコシステムを知る」
第3章「IoTデバイスを理解する」
2. 「不適切なものを1つ選べ」という問題が多く出題される
選択肢の中には、略語が多く含まれています。
さらには、注釈で小さく説明されていた単語まで選択肢に入っていることがあります。
そのため、略語の意味がわからないと選択肢自体が何を言っているのかがわかりません。
これテキストの注釈に載ってた略語じゃね??
(帰宅後にテキスト確認)
・・・いや、注釈ちっちゃ!!
っていうのもありました。
選択肢に、GDPR(EUでの一般データ保護規則)が含まれていたときは、何のことかわからず泣きそうでした。
繰り返しになりますが、テキストを読み込むことが何より大事だと思います。
また、試験日までには略語とその内容を頭の中である程度紐づけておくことが大事かと思います。
↓素晴らしいサイトを見つけてしまいました。
おすすめの勉強法
3周も読めば内容がわかってきます。
「3周する時間ないよ」
「もっと効率よく勉強したい!」
って方は1〜2周読んだ上で、索引を眺めて、単語を自分で説明してみるというアウトプット中心に行うと良いかと思います。
総勉強時間
トータルの勉強時間は15〜20時間です。
前提となるITの知識がない分、テキストの内容を理解するのに時間がかかってしまいました。
ネットでの情報を見ると、みなさん大体7〜10時間で合格しているようです。
合格点の予想
やはり気になるのは合格点です。
他のサイトでも言及されている通り、6割〜7割が合格点だと思います。
私自身、試験中に正解している自信のない問題にチェックをつけて数えた結果、14問ほどありました。
7割取れていればほぼ合格だと思って大丈夫でしょう。
公開されていないので参考までに。
IoTシステム技術検定の取得をおすすめする理由3選
IoTやITに関する基礎知識が身に付く
ITの知識が0だった僕ですが、IoTシステム技術検定の勉強することで、ある程度の基礎知識を身につけることができました。
IoTだけでなく、AIやクラウド、ロボットまで幅広く学ぶことができます。
最新のトレンドに関する知識が身に付く
AIやDXなどは最近大きなトレンドですよね。
この検定では、最新トレンドもしっかりと取り上げてくれています。
今後業界がどのような方向に進んでいくのかを知るきっかけとなりました。
ステップアップのきっかけとなる
僕のように知識0から勉強をスタートする方にとって、IT関連の資格試験合格という成功体験は、次に向けたモチベーションとなります。
IoTシステム技術検定に合格して、更なる高みを目指しましょう!
まとめ
IoTシステム技術検定は過去問がないので、試験前はとても不安でした。
ですが、ある程度テキストの内容が理解できていれば確実に合格できると思います。
知識0の僕でも合格できたので大丈夫です!
それではまた。
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