※この記事は2024年9月9日に更新しています。
こんにちは。たけのこです。
2024年5月に実施されたG検定を受験して、ポンコツな僕が無事に合格しました。
今回は、G検定合格に向けた勉強法を記事としてまとめようと思います。
どこから手をつければいいのか分からない
会社で取れって言われたけど、無駄に時間を割きたくない
AIなんて今まで触ったこともないけど合格できるの?
と思っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、G検定の概要や具体的な勉強方法、短期間で合格する秘訣を紹介します。
G検定合格への道のりが明確になるように書きますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
ちなみに私は、AIに関する基礎知識などほぼない状態から勉強を始めました。
ではいきましょう!
G検定とは?
G検定はディープラーニング協会(JDLA)が主催する試験で、人工知能(AI)に関する知識が問われます。
試験はオンラインで行われるため、自宅からでも受験可能です。
昨今では生成AIがブームになってきていることもあり、持っていて損のない資格試験の一つかと思います!
試験概要
✔️受験料
一般:13,200円(税込)
学生:5,500円(税込)
※各種割引制度について
【再受験の方】
前回受験日から2年以内の方は半額(一般:6,600円、学生:2,750円)で「受験チケット」を購入することができます。
✔️試験時間
試験時間:120分
✔️問題数
全191問(多肢選択式)
問題数に対して時間が短いため、一問を大体30秒程度で解き進めていく必要があります。
✔️出題範囲
人工知能(AI)とは
人工知能をめぐる動向
人工知能分野の問題
機械学習の具体的手法
ディープラーニングの概要
ディープラーニングの手法
ディープラーニングの社会実装に向けて
数理・統計
出題範囲はAIの歴史、基本概念、ディープラーニングの技術、応用例など広範囲にわたるため、幅広い知識が求められます。
G検定の過去問は?
G検定の過去問は公開されていません。
そのため、僕はテキストの対策問題やオンライン学習サイトを活用しました。
使用したテキスト
僕は公式テキストを利用しました。
深層学習教科書 ディープラーニング G検定(ジェネラリスト)公式テキスト 第3版 (EXAMPRESS) [ 一般社団法人日本ディープラーニング協会 ] 価格:3080円 |
このテキストは、試験の出題範囲を網羅しており、初めての方にも理解しやすい内容となっています。
また、章末問題がついており、実践的な練習もできます。
ただ、実際の試験ではもっと踏み込んだ内容を聞かれることがあるため、このテキストの理解だけでは不十分だと感じました。
無料で利用できる例題集
テキストの内容をより理解するためには、ネットで公開されている例題集を解くことをおすすめします。
私は以下の例題集を利用させていただきました。
◾️公式サイト
G検定の例題・過去問
https://www.jdla.org/certificate/general/issues/
◾️Study-AI
Study-AI模擬テスト
https://study-ai.com/generalist/
直前対策 200題以上(120分の模擬試験形式) + 新シラバス対応 約100題の問題集が無料で利用できるのでかなりおすすめです!
◾️AVILEN
AVILEN 問題(全20問)
https://avilen.co.jp/personal/test/g-certificate/
質の高い問題が20問厳選されていますので、一度目を通しておくと良いかもしれません。
もう一つ利用していたサイトがあったような気がしますが、
忘れてしまいましたので見つけ次第更新します…
G検定合格までの具体的な勉強法
僕が実践した勉強法は、
①テキストを3周読む
②ネットの例題集を2周解く
③公式テキストや例題集で間違えた問題をカンニングシートに追加する
です。
知識0から独学でG検定合格を目指すとなるとかなりの勉強時間が必要だと思います。
ただ、G検定は自宅で受けることができるため、カンニングし放題です。
自分にあったテキストで学習を進めて、本番でわからない問題はカンニングシートを利用するか、Google検索すればなんとかなります。
学習の進め方とポイント
①テキストを3周読む
「3周勉強法」と言われるもので、東大生や京大生も実践している勉強法になります。
1周目:参考書にざっと目を通す
まずは全体像を掴むために参考書をざっと読みます。
どんな構成なのか。どんな単語が出てくるのか。
すべての内容を理解する必要はありません。
2周目:内容や単語を自分で言語化する
各章の内容を自分の言葉で要約したり、単語を口に出して説明してみます。
うまく言葉にできない部分は理解できていないところなので、再度読むなり、調べるなりしてみましょう。
また、2周目で章末問題などを解いてみてもいいと思います。
3周目:精読する
全ての章を理解できるように精読します。
3周目でもわからない内容はおそらく自分が苦手とする分野です。
その分野のカンペシートは重点的に作成しましょう。
②ネットの問題集を2回解く
1周目はすべての問題を流して解きます。
2周目は、間違えた問題や理解ができなかったところを重点的に解き直します。
問題を解いた後には必ず解説を読み、自分の理解を確認しましょう。
③公式テキスト/例題集で間違えた問題をカンニングシートに追加する
最後に、公式テキストや例題集で間違えた問題をカンペシートに追加します。
苦手な分野や覚えられない単語はカンニングシートで対策しましょう。
ネットで公開されているカンニングシートをもとに自分用に書き換えていくのがおすすめです。
僕が参考にしたカンペシート
・【2022年3月受験版】G検定チートシート
https://qiita.com/juri_engineer/items/a42f28e57a1d6809e43e
・【完全版】G検定カンニングシート編〜効率の良いカンペ作成
https://geeky-minimal-engineer.com/gkenteicheatingpaper/
総勉強時間
G検定受験合格者のアンケートでは、受験までに要した学習時間は、
「15〜30時間」が32%
「30〜50時間」が29%
らしいです。
僕も学習時間で言えば20〜30時間くらいだと思います。
短期間で合格を目指したい方へ
G検定に合格するためにはコツコツ勉強することが必要です。
が、ここでは短期間での合格を目指すための具体的な方法について見ていきます。
自分専用のカンニングシートを作る
上で紹介したカンニングシートをExcelにコピーし、自分専用のカンニングシートを作成しましょう。
ただ、以下の2点に注意してください。
- カンニングシートの作成に没頭しない
- 全ての問題をカンニングシートに頼ることはできない
1つ目はカンニングシートを作るのに没頭しすぎると勉強時間がなくなっちゃうよ、という簡単な話です。
2つ目が重要なのですが、わからない問題は全部カンニングシートに追加すればいいやって考えないほうがいいです。
というのも、G検定って時間がカツカツなんですよね…
わからない問題をあれこれ検索かけてたら確実に時間切れになります。
簡単な問題は自力で解けるように勉強しましょう。
裏技を使う
どうしても勉強時間が足りない!でも合格したい!
はい、そんな方に朗報です。裏技あります。
しかし、これは本当に最終手段として考えてください。
試験に合格することはできるかもしれませんが、全く自分の為にはなりません。
「ChatGPT」を使った裏技
①問題文の写真を撮る
ChatGPTへ問題文を入力する必要がありますが、G検定の問題文と選択肢はコピーができません。そのため、写真を撮って文字認識をします。
②文字認識で問題文をコピーする
iPhoneの写真アプリから文字認識を有効にします。「設定アプリ」→「一般」→「言語と地域」→「テキスト認識表示」をオンにする。これで撮った写真の問題文と選択肢部分を長押しして選択することでコピペ可能となります。
③Chat-GPTに貼り付け
コピーした問題文をChat-GPTへ貼り付けし、答えをもらう。
正答率としては体感8割程度でした。
(また、GPT-Plusを契約することで画像認識が可能なので、問題文のスクショだけChat-GPTに送りつければ解答を生成することができます。神。)
しかし、何度も言うように、この方法は全く自分の知識にはなりません。
あと、回答を出してもらうまでに結構時間がかかります。
調べてもわからない部分だけをChatGPTで対応する、などのやり方にした方が良いでしょう。
(本当に勉強時間が足りない方は、勉強するよりもこの裏技を極めた方がいいかm…もごもご)
G検定合格に向けたまとめ
今回の記事では、G検定の概要や効率的な勉強法、短期間で合格するための秘訣について紹介しました。
AIなど全く詳しくない私でも合格できたので、この記事で書いた方法を実践していただければ、誰でも合格することができると思います。
合格を目指して頑張ってください!!
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